
こんにちは、よこやまです。
パソコンを使っている時に突然調子が悪くなり、フリーズしたり、ブルーバックになったことはありませんか?パソコンを仕事に使っているものからしたら恐怖の瞬間です。最悪の場合、起動しなくなります。
今回、僕の愛用しているパソコンにもそのブルーバック問題が発生しました。幸い現在は稼働していますが、調べたところ、ハードディスク(Cドライブ)に不良セクタが発生していました。
不良セクタというのはハードディスクの中で何かのデータがエラーを起こし、読み込めないようになってしまうことを言うのですが、状況次第では回復も可能です。すぐに壊れるというわけでもありませんが、ハードディスクがそろそろ寿命に近いので今回は交換することにしました。
今回はその交換と引っ越しをレポートしていきます。CドライブはOSやアプリが入っているのでこれがないとパソコンが動かないのですが、丸々新品のハードディスクに引越しして、同じ環境で使えるようにします。
そして、どうせなら少しでもいい環境ということでSSHD(ソリッドステートハイブリッドドライブ)を購入しました。SSDの方が性能はいいのですが、価格と容量の問題で今回はSSHDにしました。
目次
ハードディスクの交換時期
ハードディスクの寿命は約4年といわれています。あくまでも平均ですが、使用状況により前後します。
ブルーバックの原因は大きく分けて2つあり、ソフト(OS)とハードの問題があります。ソフトの場合はシステムの修復で治ることが多いですが、ハードの場合は修理・交換となります。そしてハードが原因であるばあいはハードディスクかメモリの可能性が高いのです。
パソコンは色々なパーツで成り立っていますが、最も故障しやすいのがハードディスクです。
あまりパソコンに詳しくない方は「何もしていないのに壊れた」「大して使っていないのに壊れた」「まだ6年しか使っていないのに」と言われる方が多いのですが、パソコンは大体3年から5年で壊れると考えておきましょう。
しかしパソコンは一部をのぞきパーツを交換できますので、生きながらえることは可能です。パソコンごと買い換えることも可能ですが、今回はハードディスクなので交換対応にしました。その理由は3つあります。
- 使いまわせる
- 交換が簡単
- 他のパーツが今のところ問題がない
上記の理由で交換に踏み切りました。内蔵型ハードディスクは別のパソコンにもつけられますし、外付けとしてバックアップ用に使うことも可能です。
SSHDとは?
簡単に説明すると、ハードディスクとSSD(ソリッドステートディスク)の中間のような存在です。ハードディスクより速く、SSDよりも安いです。SSDは容量の割にまだ高価ですがSSHDはハードディスクとあまり変わりません。アクセス速度が最大で5倍だそうです。
今回はこちらの商品を購入しました。
ゲーム向けと書いてありましたが、それはすなわちハイスペックを求める人にはオススメということです。PCをゲームは3Dグラフィックを多用するので、低スペックでは使えないので、基準として書かれています。当然通常の使用でも問題ありません。
まずはクローンを作成
通常はCドライブを丸々コピーというのはできません。しかし、Ease US To Do Buckup Homeというソフトを使ってクローンを作ることができます。そのために準備するものがあります。
- Ease US To Do Buckup Home
- 内蔵HDDをUSBで接続するキット
- 移動先ディスク(HDD/SSHD/SSD)
この3つが必要です。
まずは購入したコピー先の新しいディスク本体とコピー元であるパソコンを接続します。接続後、Ease US To Do Buckup Homeでクローンを作成し、完了したら本体のハードディスクと交換します。これで今まで通り使用できるようになります。
が、僕も今回初めてこの作業をします。作業内容はそれほど難しくないので、写真を交えて進めていきましょう。
トラブル発生
実はこの記事自体は事前にある程度書いておき、全部終わってから仕上げようと思っていたのですが、トラブルが発生しました。
Ease US To Do Buckup Homeのクローンが途中で止まってしまい、5時間以上何も進まなくなりました。
色々試してみましたが、やはり不良セクタが邪魔をしているようです。
と言ってるうちにPCがフリーズしてしまい、再起動すると青い画面に「Recovery」という文字が。初めて見ました。
※実際の画面ではありません。
システム異常
この画面が出てくるということはOSに何らかのトラブルがあったか、HDDの故障です。おそらく前者ですが、不良セクタの件があったのでなんとも言えません。全く起動できないので、以下の対処法が必要になりました。
- リカバリーディスクなどで修復
- Cドライブ入れ替えとクリーンインストール
1の方法でおそらく対処できるのですが、ここにはすでに新しいSSHDがあります。修復→クローンという作業自体がもはやめんどくさいことになってしまったので、2の方法にしました。
Windows 10のインストールメディア作成
CドライブのHDDの入れ替えは比較的かんたんにできます。ケースを開けて、今接続されているHDDとSSHDを差し替えるだけです。パソコンというところで、触るのが怖いかもしれませんが、コネクタ2つとネジを外すだけです。
問題はインストールメディアです。もともとアップデートだったので、ディスクがありません。
しかし、今は便利な時代です。マイクロソフトからちゃんとダウンロードできます。
このファイルを別のパソコンでダウンロードして、USB経由で起動すればインストールできます。インストールするにはBIOSの操作が必要なので、すこしややこしいかもしれませんが、そこさえクリアすればあとは待つのみです。
USBで接続する場合は、USBメモリか外付けHDDでも大丈夫ですが、何もデータが入っていない状態で行いましょう。
結局クリーンインストールが早い
僕のパソコンはHDDが2つあり、OSやアプリ用とデータ用、それに外付けHDDを使っています。今回はCドライブの交換だったので、よく考えればほとんどデータのたぐいは入っていませんでした。
クリーンインストールしても、アプリを入れ、アカウントの設定などすれば意外と早く終わります。バックアップから復帰するまでもないほどのスピードです。インストールもダウンロードするので、ディスクで行っていた昔と違い劇的に早かったです。
古いHDDはバックアップ用に
交換したHDDですが、USBで接続すると普通に読み込めました。要するにOSの不具合と不良セクタのせいでシステムに異常があったようです。HDDは劣化はしますが、あまり読み書きしないバックアップ用ならまだ使えるので、とりあえずデータを入れています。2TBもあるので十分です。
しかし、あくまでも予備の予備くらいで考えておかないと、このHDDを頼りにするわけにはいきません。万が一のときにアクセスできない可能性がありますからね。
まとめ
結局クローンは作らずにクリーンインストールしましたが、クローンを作るのにも数時間を要します。夜の間にほっておくならいいですが、実際の作業となるとクリーンインストールしたほうが早いし確実です。
PCを購入するとき、僕は絶対に記憶メディアは2つつけます。Cドライブにはアプリインストールしかしないようにしています。アプリはあとからいくらでも復活できますが、データはそうはいきません。ノートPCや一体型の場合は必ずバックアップ用の記憶メディアを用意しておきましょう。
今回はWindowsのマシンでしたが、Macの場合は機種によって中身を開けると保証が効かなくなるかもしれませんので、必ず注意してください。