
こんにちは、Pankishです。
パソコンの買い換え、もしくは再インストール後はパソコンは出荷状態です。メーカー製のパソコンなら初期インストールされたソフトがずらりと並んでいます。ドスパラなどのBTOや自作ならWindowsの基本構成しかありません。
当然、このままではそれまでの環境と違いますので、色々設定を変えたり、ソフトのインストールをする必要性がありますが、初心者の方がそういう状況になった場合、何からすればいいのかわからないですよね。
そこで今回はパソコンを買い替えたり、再インストールした時に最初に行うことを紹介します。
目次
移行や再インストールの前に
データは整理しておきましょう。いらないものは捨て、大事なデータはバックアップしておきましょう。新しい環境で同じソフトや機器が使用できない可能性もありますので、事前に確かめましょう。
ドライバのインストール
ドライバというのはパソコンの周辺機器などを本体とつなぐためのソフトです。マウスやキーボード、プリンタもドライバが入ってないと使えませんし、実は内部に入っているグラフィックボードなどもドライバで制御しています。
USBに挿すタイプのものは挿すだけで自動でドライバがインストールされますが、そのドライバが最新でない可能性があります。問題があるならアップデートしなければいけません。
また、グラフィックボードを別途つけている場合、(オンボードといってマザーボードにその機能が備わっているものは不要)ドライバを入れないと画面の解像度が正確に表示されません。
グラフィックボードを調べる方法はWindowsの検索でdxdiagと入力してEnterを押しましょう。Directx診断ツールというソフトが起動しますので、ディスプレイのタグを選択します。
「グラフィックボードの名前 ドライバ」をインターネットで検索し、ドライバをダウンロードしましょう。
ドライバ一括管理ソフト
ドライバを一括で管理し、アップデートなどを行ってくれるソフトです。無料版と有償版があります。
http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/driverboost/
設定の変更
以前使っていた環境と同じにするために、設定を変更する必要があるならしておきましょう。
電源設定
スリープに入る時間や省電力設定などを変えておきましょう。
ネットワーク
ワークグループを設定しているなら、すぐに設定しましょう。
プリンター
規定のプリンターを設定しないと印刷できません。ドライバーもインストールしておきましょう。
アカウント
同じパソコンでユーザーを複数設定している場合もしておきましょう。子供が操作するなら子供用のアカウントも必要です。
ブラウザを変更する
Windowsの初期設定ではInternet ExplorerかEdgeとなっていますが、この2つのソフトはあまり推奨できません。スマホとの連動性や使い勝手の面でFirefox か Google Chromeがオススメです。
Chromeを以前のパソコンで使用していた場合、Googleのアカウントで簡単に設定などを同期できます。Chromeさえダウンロードしてしまえばブックマークや拡張機能などは以前と同じ状態で使用できます。
Firefoxの場合はユーザーの情報が入ったデータを予めUSBをメモリなどに保存し、移行しないといけません。
メーラーソフト
メーラーソフトもインストールし、設定する必要があります。また受信したメールや連絡先も移行する場合はソフトによって違いますが、メールデータをエクスポート(書き出し)する必要があります。
WEBメールの場合はアカウントさえログインすればすぐに使用できます。YahooメールやGmailのことですね。
メーラーソフトの場合受信をPOPにしているかIMAPにしているかで違ってきます。
POPとIMAP
メーラーソフトでアカウント設定する時にどちらかにするのですが、この2つの違いを説明します。一般的にはメールサーバーからメールまるごと受信するのがPOPで、サーバーに残すのがIMAPと言われていますが、実際は少し違います。
POPでもサーバーに残すことは可能ですし、IMAPでもPOPのようにメールを一気に読み込むことはできます。なので両者の違いというよりは使い方に分類されます。
IMAPの利点は複数のデバイス、パソコンやスマホで同じメールを同期できるところです。スマホでメールを既読したりフォルダを移動すれば、別の環境でも同じことが行われます。複数のデバイスを使うのが当然の今ならIMAPにしておいたほうが使い勝手がいいでしょう。
セキュリティソフトの導入
パソコンを変えたなら、こちらのインストールも行いましょう。すでにアカウントを持っているなら、公式サイトからダウンロードしてアカウント設定すればすぐに使用できます。
メーカー製のパソコンの場合、体験版という形で別のセキュリティソフトがインストールされている場合があります。その場合は体験版をアンインストールしましょう。
アンインストールはコントロールパネルのプログラムと機能からできます。
ドキュメントやミュージックフォルダを移動
ハードディスクが2基ついているパソコンの場合、ドキュメントやミュージックフォルダを移動しておくことをオススメします。
CドライブにOSやソフトのプログラムが入っているのですが、同じフォルダに大量のデータが入っている場合、ディスクの容量が圧迫されて、容量不足になればパソコンの機能低下につながります。
また、OSが不調になった場合再インストールするとCドライブのデータは消えてしまいます。これをDドライブなどをデータ収納用にしておくと、再インストールしてもデータは残ります。
SSDなどは特に書き込み回数に限界があり、容量もハードディスクに比べ少ないので必ず別のドライブにしましょう。
やり方はドキュメントやミュージックのフォルダを右クリックし、プロパティを開きます。場所というタグを開き、移動する先の場所を指定します。
ちなみにこの方法でデスクトップやダウンロードフォルダも移動できます。
不要なソフトのアンインストール
セキュリティソフトの項目でも少し触れましたが、メーカー製のパソコンには最初からインストールされているソフトがいくつかあります。
便利なものなら使用すればいいのですが、不要だと思えば消してしまいましょう。後から必要になれば再インストールは可能です。
ソフトのインストール
以前の環境で使用していたソフトをインストールしましょう。DVDなどでインストールする場合、最新版のアップデートが配信されている可能性がありますので、公式サイトなどもチェックしましょう。
データの移行
古いパソコンから新しいパソコンにデータを移行しましょう。方法は主に3つあります。
Windows転送ツール
Windowsに標準でついている機能で、パソコン間のデータやりとりが可能です。接続方法は専用のUSBケーブルなどがあります。
外付けハードディスク
お持ちでしたら、ここに必要なデータを移動して、新しいパソコンにつなぎましょう。
LAN経由
古いパソコンと新しいパソコンを同じワークグループに設定し、データを共有できるようにすればLAN経由で移行できます。無線だと時間がかかるので、できれば有線でしましょう。
引っ越しソフト
新しいパソコンを買った場合、古いパソコンから引っ越しソフトを使用してデータを移行することができます。ソフトのインストールも行ってくれます。
音楽データなどを大量に移行すると膨大な時間がかかりますので、まずは個人設定やソフトの移行を行ってからにしましょう。
内蔵ハードディスクをUSBでつなぐ
自己責任にはなりますが、古いパソコンからハードディスクをとりはずし、専用の機器を使用することで外付けハードディスクのように使うことができます。
大量のデータなどはこの方法で移行することもできます。古いパソコンのOSが起動しなくなった場合、この方法で移行できます。ただしハードディスクが壊れていたら無理です。
まとめ
パソコンは永遠に使えるわけではありません。再インストールや交換は確実に訪れます。新しい環境になる時にできるだけスムーズに行えるように事前のバックアップと整理はしておきましょう。
それでは本日の教訓は
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USBケーブルもついています。引越し前にぜひ
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USBで内蔵ハードディスクを接続するケーブル
非常に便利です。いらない内蔵ハードディスクをバックアップ用につかえます。